年齢を重ねると運動能力や感覚機能の低下など、身体の機能には様々な変化が生じてきます。家庭内のわずかな段差や、階段・浴室などでの転倒・転落により、打撲や骨折などの大きなケガをして、入院や寝たきりになることがあります。また65歳以上の事故死の内、家庭内事故は30%を占め、その内住宅が原因とされるものが半数を占めています。高齢者の方が住む家は、築年数も古く老朽化しており、問題を多く抱えていることが多いため、リフォームをする効果も大きくなります。


安全と思われがちな家庭内で、ちょっとした段差につまずき転倒したり、階段でよろけて転落するなどの家庭内事故は年々増えているのです。高齢者自身と家族のために、住まいを見直し危険な箇所を改修し転倒事故を未然に防ぐ必要があります。

介助の手が必要な身体になると、ついつい動くことをひかえがちになります。身体を動かさないで居るとさらに体力を低下させ、日常生活を楽しむこともできなくなってしまいます。住み慣れた家で生活するために、高齢者が動きやすいように住宅を改修することは、本人が持っている能力を生かした日常生活の自立支援や介護者の負担軽減に有効な方法です。

住宅改修の介護保険
介護保険の給付には、保険者(市町村)が行う要介護認定を受けることが必要です。要支援の人も要介護が1~5の人も共通で、住宅改修の ための給付は一生で上限20万円までとなります。その1割に当たる2万円が自己負担となります。一度で全額使い切らない場合は、数度に分 けて使うこともできます。ただし要支援・要介護認定区分が3段階以上あがったときか、転居した場合は改めて上限20万円までの給付を受ける ことができます。

介護保険の被保険者で

要介護・要支援認定を受けた方

・手すり取付け
  浴室、トイレ、階段などへの手すりの設置工事
・滑り防止及び移動の円滑化等の為の床材変更
  畳からフローリングへの床材変更工事等

・引き戸等への扉の取替え
・床段差の解消
・洋式便器等への便器の取替え
・上記に付随して必要となる工事

介護保険申請に必要な書類(理由書以外)や申請、施工を行います。

住み慣れた我が家で暮らすために

西山工業では福祉事業部として2007年にデイサービスセンター元気を設立以来、介護知識のある建築業者として他の介護施設、病院や介護リフォームなどの工事を行ってまいりました。福祉住環境コーディネータが介護に特化したリフォームをご提案させて頂きます。。

手すりの効果的な設置箇所

屋内や屋外において「長い距離を歩く部位」「急傾斜のある部位」「立ち座りする部位」「滑りやすい部位」などに手すりを設置することで家庭内での事故を低減します。要所要所に手すりを設置する事で転倒事故が防げるだけでなく外出することにも億劫さがなくなり、日常生活を健康的なものにします。

浴室・トイレのリフォームで自立度アップ

入浴や排泄行為、自分でできないと思っていたことも、住宅にほんの少し手を加えることによって、自分でできる事が増えます。できる事が増えて自立度がアップすれば、行動範囲が広がり、元気で健康的な生活を送ることができます。
■和式トイレから洋式トイレへの変更
弱った足腰・膝への負担を軽減します。立ち上がり補助便座や、現ザを高くする補高便座を使用すれば、立ち上がりが楽になります。

浴室・トイレのリフォームで自立度アップ

健常者にとってはなんでもない小さな段差も、高齢者にとっては危険が潜むやっかいな箇所になります。段差とは文字通り高低差ですが、高低差と呼べないような小さな凸凹も障害になる場合があります。家の中から徹底的に段差を排除する。これが事故を防ぐ介護リフォームでは欠かせない条件です。
 ■浴室の段差解消  ■寝室の段差  ■居室と廊下の段差 ■玄関ホールと廊下の段差
 ■三和土(たたき)と上がり框(かまち)の段差  ■エクステリアの段差

フローリングへの貼り替え

歩行時に滑って大きな怪我が起きないように、床材を畳からフローリング材に張り替えることで滑り防止や円滑な移動が行えます。また、浴室や通路面においても変更ができます。車イス対応のフローリングを選択することで通常のフローリングと比較して摩擦度が大幅に変わります。
また、医療介護用のベッドもより安定してご使用いただけます。

昇降機・スロープ・エレベータの設置

■昇降機の設置
自分一人で移動できないとなると、介助をする人が必要となります。しかし動きにくい住宅や車椅子を使用している場合、高低差のある段差を乗り越えることは容易ではなく、介助者に肉体的にも精神的にも負担が大きくかかります。介助のしやすさを考えた住まいの改善をすることで、介助者の心身の負担を軽くできます。車椅子に乗ったまま移動する段差昇降機と、椅子型で座ったままの状態で移動する階段昇降機があります。
■スロープ設置
高齢者や身体の不自由な方にとって、最大の難点が段差です。適切な勾配のスロープで段差会場をすることで、車椅子の移動もできるようになり、介助者の負担軽減が図れます。また、移動の不自由さをなくし、自立支援でも効果的です。
■エレベーター取付け
【 階層のバリアを取る 】 エレベーターを設置することにより、家の中で多い階段事故が防げます。住まいの階層のバリアを無くし、安心して家の中を移動することが出来ます。

  ① 介 護 認 定 
  まだ介護認定を受けていない場合は、市区町村に申し出て、要支援、要介護1~5の認定を受ける。
  ② ケアマネージャーとの相談

ケアマネージャーが住宅改修の必要性をアドバイスしてくれる場合もありますが、ご家族からも相談してみてください。
  ③ 住宅改修業者をまじえて打ち合わせ

住宅改修をしたほうが良いという事が決まると、ケアマネージャーが専門の住宅改修業者を紹介してくれ、打ち合わせをします。
  ④ 見積書・工事図面作成

打ち合わせた内容に合せて、住宅改修業者が見積書と工事図面を作ってきますので、説明してもらいながら工事内容を家族が承認・決定します。
  ⑤ 工 事

決定した工事内容に合せて工事をします。
  ⑥ 保険金の請求

助成金の申請にサインをします。写真等の必要書類も添えて、申告書を各市町村に提出します。
  ⑦ 業者への支払い

助成金の申請にサインをします。写真等の必要書類も添えて、申告書を各市町村に提出します。
  ⑧ 保険金の振込み

助成金が指定口座に振り込まれます。

小田原市
南足柄市
足柄上郡
(開成町、松田町、大井町、中井町、山北町)
足柄下郡
(箱根町、真鶴町、湯河原町)
中   郡
(二宮町、大磯町)